バイク用ナビアプリ『ツーリングサポーター』。
前から気になってたものの、『GoogleMAPナビでなんとかなるしなぁ』と思ってインストールしていなかったのですが、土地勘の全くない(四輪でもあまり走ったことない)愛知県までのロングツーリング、自動車専用道を案内されても困るしなぁ…ということでついにインストールしました。
ということで、二輪初心者が触ってみた感じをレビューしていきます。
125ccでロングツーリングする際は必須とも言える自動車専用道を避ける機能、丁寧で細かい案内、わかりやすい画面表示、とかなりの好感触なのですが…
結構致命的な難点がひとつ…
さて、順に説明させていただきますね。
メリット
その1:排気量設定して通れない道を回避
原付や125ccでは通れない自動車専用道を回避して案内してくれます。このアプリの最大のメリットはここです。
他のアプリでは『有料道路回避』『高速道路回避』等はあっても『自動車専用道回避』はしてくれません。(基本的に車用ですし)
また、大都市圏を通過する時は高架や地下道など、原付不可の箇所も多数出てきます。(125は通れます)
この辺をうまく回避してナビしてくれる。
間違えて迷い込んでもルート表示色を変えつつ、できるだけ早く抜けられるよう案内してくれます。
多分。
(走行中のルートが一瞬黒くなったのでおそらく迷い込んでいたような気がする)
これが随一、最大のメリット。一種・二種問わず原付ライダーはここが一番重要ですね。
今回はこれのために導入ました。
その2:オービス位置警告
マップ上にオービスの位置を出し、音声でも警告してくれます。
…あれ?これもう車もこのナビで良くない?
レーダー探知機なんて何万円も出して買う必要ないのでは…?
とはいえプレミアムプランではAndroid AutoやAppleCarPlayには非対応なので、ディスプレイオーディオには繋げません。車で使う場合はスマホホルダーかプレミアムプラスプランでの契約が必要になります。この機能はいずれ試してみたいですね。
その3:速度超過警告
その道の最高速度規制を常に画面表示。
かつ、超過時に表示と音声案内で教えてくれます。
どれだけ超過したら警告するかも設定可能。
(即座に警告、10㌔超えたら、20㌔超えたら)
標識と標識の間など『あれ?今ここ何キロ制限だっけ?』って混乱することがなくなります。
その4:ガソリンスタンド情報
ルート近辺のガソリンスタンド位置と価格を表示してくれます。当然ガソリン会社の区別もアイコンで表示されますので「ENEOSでしか入れない」みたいな人にも安心。価格を見て、「数キロ先に安いところあるしからもうちょっと走ってからにしよう」みたいな選択もできます。
デメリット
その1:有料
まず一発目でつまづいたのがここ。
インストールして試しにナビ画面出してみようとしても宣伝ばかりでナビ画面に行かない。
どないなっとんねん!
と思ってしばらくいじってたら、そもそもインストールしてID作っただけの無料登録ではルート作成できるだけでナビゲーションができない。
意味ないじゃん!(´Д`)
ルート作成だけして満足する人なんて居るの…?
普通に使うには月額課金必須です。
月額600円のプレミアムコースと1,000円のプレミアムプラスコースがあります。
(年間契約すると2割くらい安くなります)
プレミアムプラスは仲間とのルート共有とか保存できるルート数などが増えます。
過去の紹介記事とか見てると、2023年8月にどちらのコースも少し値上がってきてるみたいです。上記金額は値上がり後の現行料金。
どちらのコースも一ヶ月無料お試し期間がありますので、今回はそれでいきました。
『プレミアム→解約→プレミアムプラス→解約』を行うことで、2ヶ月使えるのかは未検証。
(追って追記します)
専用機能をもたせた特殊なアプリだけに有料であること自体は仕方ないと思うのですが、無料プラン+ナビ機能だけ動く簡易なプランが月300円くらいであればいいのになぁとは思います。
過去(2018頃)は300円だったようですが、2019時点で400円、さらには2023年時点で600円とかなり値上がってきています。
その2:設定画面が分かりづらい
メニューから設定を開けるのですが、ナビ案内中に開けるものと、ナビ案内開始前に開ける設定メニューが結構異なります。アプリの動作全般に関わってくる設定項目はナビ開始とともに消えます。
ナビゲーションをいったん取り消してニュートラルな状態に戻してからでないと設定ができません。
そして、何故か省エネモードが基本になっており、最初に設定変更していないと、ナビ開始してすぐにバックライトを勝手に最低輝度まで暗くします。スマホ本体の画面設定は無視。
これを解消するのに30分くらいかかりました…(´・ω・`)
致命傷:渋滞予測がゴミ
冒頭でも書いた致命的な欠点がコチラ。
このアプリはVICSを使って車両の流れ、渋滞状況を監視しています。情報取得はこまめに行っているようではありますが、いかんせんやり方が古い。
集める情報が即時性のないものなのか、予測ルーチンが悪いのか、昔から言うほどアテにはなってなかった印象なんですよね。(過去愛車にはビーコン付けてた)
ツーリングサポーター君もそれを踏襲しているのか、ゲロ混みしてる道に平気で案内してきます。
渋滞に巻き込まれ、どんどん伸びていく到着予測時刻。GoogleMAPではあまり感じる機会がない苛立ちを感じることができます。
『二輪はどうせすり抜けするから渋滞なんて関係あらへんやろ?』という設計思想なのかしら?(邪推)
固定ナビもいまだにVics使ってるの多いですが、だからあんまり好きになれないんですよね。
いまや『Google Mapナビで事足りる』んじゃなくて、『Google Mapナビの方が正確』という。
普通に考えたらGoogleの方がおかしいだけなんですけど、既にあるものとして慣れてるからなかなかVicsには戻れない…。
まとめ
渋滞予測がアレなこと以外は、ライダー御用達機能満載で便利至極。
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